藤子・F・不二雄先生の漫画キテレツ大百科に登場するガキ大将「ブタゴリラ」こと熊田薫くん。
彼はドラえもんで言うところのジャイアン的ガキ大将ポジションであることはみなさん承知の通りかと思います。
ではなぜ「ブタゴリラ」なんて言われてるのに全然怒らないのでしょうか。
普通「ブタゴリラ」なんて言われたらそこそこ嫌な気分になりますよね?
だって、ブタでゴリラですよ(笑)
今回はそんな熊田薫くんについて書いてみます。
そもそもキテレツ大百科とは
テレビアニメとしては8年間という長期作品になってるにもかかわらず、実は単行本は全3巻という、漫画としては非常に短い作品なんですね。
なのでアニメならではのオリジナルキャラクターや設定が多く、腰ぎんちゃくのトンガリに関しては原作のなかでは完全にモブキャラ。
それをアニメ版では声優の三ツ矢雄二さんが強烈なキャラクターに作り上げて、あのポジションを獲得しました(笑)
表野小学校5年1組に舞い降りた発明家キテレツこと木手英一くんと、彼が作り出した完全なるAIロボット「コロ助」が繰り広げる学園コメディードラマ。
それがキテレツ大百科なのです。
ブタゴリラの人となり
八百八第13第店主で「らっしゃい」が口癖、実はけっこうな上がり症の父、熊田熊八。
一度着たアウターは毎回洗濯をするという超神経質であり、豪快なくせに大型犬が嫌いな母、熊田小百合。
そんな二人のもとに生まれた一人息子ことが薫なのです。
名前の由来は父の熊八が自分の名前が変ということで辛い目に遭ったらしく、子供には良い名前をつけようということから選んだ名前とのこと。
生まれてくる子供が男の子でも女の子でも「薫」にするというふうに決めていたそうです。
ちなみにこの本名の薫も名前の由来もアニメ独自の設定です。
家業に誇りを持っていて、野菜嫌いは許さないがモットー。
野菜好きで家業を誇らしく思っているって、親からすればそうとう出来た子供ですよね(笑)
肉屋の息子にケンカで負けて肉嫌いになりかける。
という、しょーもないエピソードもあるようです(笑)
ブタゴリラ命名
父親の想いを胸に薫と名づけられたブタゴリラ。
しかし当の本人は自分の名前が女性っぽいこの名前がとても嫌いでした。
友達には、コンプレックスになってしまった自分の名前を呼ばせないために自ら自分をブタゴリラと名乗りそれが思惑通り浸透したんです!
しかしなぜよりにもよってブタゴリラなんでしょうね(笑)
ちなみにブタと呼ぶと普通に怒ります。
ゴリラブタと呼ぶと、アンジャッシュ児島ばりに「ブタゴリラだよ!!」と突っ込むそうです。
まとめ
ガキ大将でありながらすっかり天然ボケキャラになってしまったブタゴリラですが、とても愛すべきキャラクターですよね。
また、アニメオリジナルキャラですが、ブタゴリラの伯父さんや未来の息子なんかも登場します。
バックボーンを知ると、キャラクター達が一層生き生きしますよね。
今後も主役じゃないキャラのバックボーンを掘り下げていこうかと思います。