「ワンオクとサカナクションってどっちが先輩だっけ?」
みたいなことをふと考えたことはないでしょうか。
バンドの結成話は学生時代の仲間とかライバルバンドのメンバーを引き抜いたとかいろいろありますけど、単純にいろんなアーティストをデビュー順に並べてみたらそれはそれで興味深いものになったので、リスペクトを持ってここにズラズラ書いていこうかなパート3です。
2003年 RADWIMPS
「RADWIMPS」
2001年野田がバンド活動をしている友人からギターを聞きたいと言われ、ギターを弾いて聞かせたところ、友人はそれを携帯電話で録音しており、こっそりバンドメンバーにも聞かせていた。
その中のメンバーであった桑原が野田に惚れ込み、野田をバンドに誘いRADWIMPSが結成された。
2003年に1stアルバム「RADWIMPS」を発表し、2006の3rdアルバムでメジャーとなる。
元々人気のあったバンドだが「おしゃかしゃま」で一般的に名前が知られるようになり、明石家さんまがお気に入りの曲として「いいんですか」を度々テレビで口ずさみ、映画「君の名は」では劇中歌全曲を手掛けたことで、それまでRADを知らなかった人たちからの人気が爆発的となった。
外国人Youtuberが日本人歌手の英語力を批評する動画の中では「野田サンの英語力は文句のつけようがない。完璧。」と評価されている。
2003年 サンボマスター
「新しき日本語ロックの道と光」
東洋大学のサークルでボーカル山口とドラムの木内で結成した後、近藤も加わり現在の3ピースバンドとなる。
2003年に他のバンドの曲と一緒にアルバムに収録されるスプリットアルバムという形でメジャーデビューし、同年12月に「新しき日本語ロックの道と光」という単独の1stアルバムを発売。
トップチャートに入り全国ツアーを開催したのだか、機材車が車上荒らしに遭いギターとベースが盗難されてしまう。
2005年に「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」がドラマ「電車男」の主題歌となり、ドラマのヒットに合わせて知名度が一気に上がった。
山口の音楽センスは各方面から高い評価を受けている。
2003年 レミオロメン
「フェスタ」
小中高の同級生だった藤巻・前田・神宮司の3人はブラスバンド部に所属していたが、すでに組んでいたバンド活動に力を入れるために退部。
その後進学によりバンドは解散するものの、大学生となった藤巻は音楽活動をあきらめきれず、スタジオミュージシャンになっていた前田に相談。
音合わせをしているうちに音楽の道を決意。
神宮司を呼び寄せ、高校以来の再結成となって本格的にレミオロメンが始動することとなった。
「フェスタ」でインディーデビューすると拠点を東京に移し、精力的に活動。
メジャーデビュー前にもかかわらずロックインジャパンのLAKE STAGEに立った。
現在は解散しているが「粉雪」と「3月9日」を聴かない年は無いと言えるくらい世間に浸透している曲となった。
2004年 東京事変
「群青日和」
すでにトップアーティストとして名を馳せていた椎名林檎が2003年に結成。
デビュー後にメンバーチェンジを経て椎名林檎、亀田誠二、刃田綴色、浮雲、伊澤一葉の5人で第二期を始動する。
音楽プロデューサーとしてあまりにも有名だった亀田誠二が加入したとして結成当時から話題だった。
椎名林檎の代名詞だった巻き舌は伊澤一葉のアドバイスにより使わなくなった。
ドラムの刃田綴色はサウスポーにもかかわらず右利き用のドラム配置で叩くと言うプレイスタイル。
筆者もライブで見てすごく心惹かれるプレーヤーだったので、逮捕されてしまったのはとても残念だった。
その後刃田は罰金刑となり活動に復帰するも、バンドは2012年に解散した。
亀田誠二は元々超有名プロデューサーとして今も君臨。
伊澤一葉はELLEGARDENの細見武士の別バンドthe HIATUSに加入。
浮雲は何処にいったのかと思ったら、星野源の大ヒット曲「恋」のバックでギターを弾いていた。
2005年 チャットモンチー
「chatmonchy has come」
ボーカル橋本絵莉子が文化祭の為に結成したバンド。
メンバー交代を重ね、もともとチャントモンチーのファンだった福岡と、福岡の大学の先輩でサポートをやっていた高橋が加わり、この3人の体制で活動し、2005年にミニアルバム「chatmonchy has come」でデビュー。
キュートでハイトーンな声や3ピースならではの試行錯誤された曲で人気バンドの仲間入りを果たすが2011年にドラムの高橋が脱退。
福岡がドラムに転向し2人体制での活動や、橋本の入籍や妊娠、サポートを入れて福岡をベースに戻すなど、様々な展開を見せてきたが2018年に解散した。
中学生みたいな見た目のえっちゃんは30歳を超えても変わらない…。
2005年 UVERworld
「D-tecnoLife」
SOUND極ROADというバンド名でライブなどのインディーズ活動をしたのちUVERworldへ変更。
変更後のライブイベントでソニーミュージックレコーズの社長の目に止まりその日の夜に契約、メジャーデビューとなった。
しかし1stアルバム発表後ボーカルのTAKUYA∞が公務執行妨害の現行犯で逮捕され活動休止を余儀なくされる。
その後、多くのタイアップにも恵まれコアなファンのみならず一般的にも知名度の高いバンドになった。
真っすぐで且つトリッキーな曲が多く、聴く者を飽きさせない。
2006年 ONE OK ROCK
「ONE OK ROCK」
ボーカルのTAKAはジャニーズグループNEWSの元メンバー。
父親である森進一から「学業に差し障りがあったら辞めさせる」という条件のもとジャニーズ事務所にいたが、NEWS結成から3ヶ月後に学業に専念を理由に脱退。
その後RIZEのライブを見て感動しロックに目覚めバンドを結成。
自身のライブを、ワンオク結成して間もないToruが観覧しTAKAをボーカルに招き入れる形でワンオクのメンバーとなる。
元メンバーで唯一アメリカ人だったALEXが痴漢で逮捕され脱退するなどはあったが、現在は国内のみならず海外でのライブ活動も盛んに行う。
海外では「OK」を「オク」とは読めないので「ONE Okay ROCK」という呼び方になっている。
ボーカルTAKAは浅田舞との熱愛を、ギターのToruはテレビ朝日弘中アナとの熱愛を報じられ、ベースRyotaはアヴリル・ラヴィーンの妹と結婚を発表した。
ちなみにドラムのTomoyaは過去の淫行を報じられてしまった。
2007年 サカナクション
「GO TO THE FUTURE」
音の変態と呼ばれるボーカルの山口が中心となって2005年に結成されたバンド。
札幌を中心に活動を行う。
2007年にアルバムでデビューして以来、枠にとらわれない音楽性で常に先進的なことにチャレンジしてきた。
楽曲、ライブパフォーマンス共に非常に細かく作り込まれた完成度を耳に五感に届けてくれる。
2007年 THE BAWDIES
「I BEG YOU」
2007年に初のワンマンライブを行い6月にはインディーズでありながら海外ツアーを慣行。
2009年にメジャーデビューすると、ロッキンジャパンフェスではSeaside Stageでトリを務めた。
筆者が初めてBAWDIESを知ったのは色んなアーティストが出るライブだった。
ユニーンやSuperflyなど著名なアーティストばかりだったせいか、BAWDIESが始まるとトイレに行く客が多かったけど、出番が終わる頃にはこの日で一番の盛り上がりを見せていた。
とてつもなくライブ向きなバンド。
パフォーマンスも素晴らしかった。
「次は新曲やります!ほとんどの人が僕たちを知らないと思うので、そういう人にとっては全部新曲ですかねw」と言っていたMCは印象深かったw
ボーカルのROYはモデルでユニットAMOYAMOのAMOと結婚している
2008年 ゴールデンボンバー
「抱きしめてシュヴァルツ」
鬼龍院翔は高校時代に木村カエラと同じクラスだった。
木村カエラとの会話はほとんど無く、軽音楽部でバンドを組むもあらゆる楽器を挫折。
結局MIDI音源を伴奏に自分で歌うというスタイルになった。
高校卒業後、吉本のお笑い養成所NSCに入り、しずるの池田とコンビを組んでいたが、鬼龍院の発想がぶっ飛びすぎていたためコンビを解散。
やはり音楽で行きたいと思いフリーターをやりながら音楽学校に通い研鑽を積んだ。
2004年に喜矢武豊と共にゴールデンボンバーを結成。
メンバー交代を繰り返し、現在の形となって発売したシングル「女々しくて」がバンドを飛躍的に有名にした。
作詞作曲を手掛けた鬼龍院翔が手にした印税がえげつない。
2008年 SCANDAL
「スペースレンジャー」
2006年、ボーカル&ダンススクールに通う、大阪校の2人と名古屋校の2人の4人によって結成された。
SCANDALというバンド名はスクールの向かいにあった風俗店の名前。
路上パフォーマンスやライブハウスという活動を重ねタワーレコード限定で「スペースレンジャー」でインディーズデビュー。
2ndシングル、3rdシングルがタワーレコードのインディーズチャートで1位になると、フランス開催のフェスやミニアルバムの発売、全国ツアーやラジオ番組など多岐にわたる活動をし、「DOLL」でメジャーデビューした。
海外ツアーでの成功も収めている。
2010年 back number
「逃した魚」
いつのころからか女々しい男の心情を謳ったバンドみたいな揶揄をされるbuck number。
そのバンド名の由来は「好きな女をバンドマンにとられて、自分は彼女にとってバックナンバーだから」というもの。
群馬県で結成されメンバー交代をしながら現在のメンバーの3ピースになり、ミニアルバム「逃した魚」をリリース。
2年後にはシングル「はなびら」でメジャーデビューとなった。
8枚目のシングル「高嶺の花子さん」がスマッシュヒットすると武道館での単独公演を成功させる。
14枚目のシングル「クリスマスソング」が月9ドラマの主題歌になると大ヒットし、冬の定番ソングとして定着した。
2009年 OKAMOTO’S
「Here are OKAMOTO’S」
岡本太郎が大好きな中学の同級生で結成されたバンド。
1stアルバム「Here are OKAMOTO’S」のリリースライブをもってベースが脱退し、ダウンタウン浜田雅功の長男であるハマ・オカモトが加入し、現在のメンバーとなる。
インディーズの頃からアメリカツアーを慣行、フェスに参加するなど精力的な活動と確かな人気で支持される。
ハマ・オカモトは「ベースをやるよりトークする方が長い」と自分でも言うくらい、ラジオや番組MCなどをこなす。
2010年 SEKAI NO OWARI
「幻の命」
ボーカルのFukaseとギターのNakajinが中学で仲良くなり、ゆずのコピーを行う。
その後2人別々の高校へ行ったがある大晦日にNakajinと偶然再会し、音楽の話しをしたところ再び意気投合。
オリジナル楽曲を制作し始める。
ピアノにFukaseの幼稚園からの幼馴染で中3からは恋人となったSaoriが加入。
当初のメンバーだった初代DJ LOVEの脱退後に加入した2代目DJ LOVEはFukaseの高校時代のバンドメンバーでDJ経験もあった。
現在のメンバーが揃うと2010年に「幻の命」でインディーズデビューし、翌年トイズファクトリーから「INORI」でメジャーデビューとなった。
現在Saoriは俳優の池田大と結婚し1児の母となっており、Nakajinは一般女性と、DJ LOVEはタレントの浦えりかとそれぞれ結婚している。
こういう時って、一番イケメンの人は一番結婚がおそくなったりしますよね(笑)
2010年 MAN WITH A MISSION
「WELCOME TO THE NEW WORLD」
頭はオオカミ、身体は人間と言う究極生命体5匹によるバンド。
えーっと……地球の最果てに住む天才物理学者によって生み出された生命体で、その人物がギターが趣味だったから5匹にも音楽の能力がプログラミングされてて…とまぁWikiには設定がズラズラっと書いてあるんだけど、要はオオカミの被り物を被ったバンドです(笑)
2011年にフルアルバム「MAN WITH A MISSION」でメジャーデビューする。
ボーカルのTokyo TanakaのマスクはTVなどのメディア出演時とライブ時で違う作りになっており、ライブでは”人間的な顔面”が見えない様に、出ちゃう部分には黒塗りをし、カメラワークはその部分が映らない様にするなど徹底されている。
なにがなんでも素顔や素性がバレないようにその世界観を徹底しているが、メンバーのウチ3人はGrantzというバンドのメンバーではないかという声が多い。
2013年 ゲスの極み乙女
「ドレスの脱ぎ方」
indigo la Endのボーカル川谷絵音を中心に結成、ミニアルバム「ドレスの脱ぎ方」でインディーズデビュー。
メンバーの名前はすべて川谷がつけたもの。
ドラムの「ほな・いこか」はこの名前を気に入っていないが、この名前で登録された後で川谷から本人に伝えられてしまったためもう変えようがなかった。
メンバーは今と変わらずそのままメジャーデビューを果たす。
楽曲はすべて川谷の作詞作曲で、川谷のアレンジイメージをもとに編曲が進められる。
キーボードのちゃんMARIは絶対音感があるということもあり、アレンジとって大きな存在である。
ライブの時に「ぽぅ!」と叫んでポーズをとるが、テレビ出演時にはこの上なく恥ずかしそうに控え目に行う。
2015年 川谷はそれまで献身的に支えてきた奥さんと結婚してわずか半年でベッキーと不倫。
活動を自粛することは無かったがその後に交際した未成年女性との飲酒により活動を自粛。
半年足らずで活動再開となり、ファンは喜んだが世間の風当たりは冷たかった。
それでも着実に活動できているのは川谷絵音の才能によるところなのだろう。
2014年 WANIMA
「Can Not Behaved」
熊本県出身の3ピースバンド。
メンバー交代を経て2012年に現在の3人となった。
デモをリリースしながら全国をまわり、2014年に初の全国流通盤となる1stミニアルバム「Can Not Behaved」をリリース。
翌年にはフルアルバム「Are You Coming?」がオリコンチャートで4位を獲得する。
2017年に配信されたシングル「やってみよう」がauのCMに起用され、CMと共に話題になるとWANIMAの知名度も一気に上がり、紅白出場を果たす。
ドラムのFUJIは何度か倒れているものの、基本いつも元気なバンド。
2015年 Offical髭男dism
「ラブとピースは君の中」
2015年にミニアルバム「ラブとピースは君の中」でインディーズデビューし活動を続ける中、2018年に放送されると月9ドラマの主題歌を担当することが決まり、数曲用意するがいづれも不採用、再度提出をするも「パンチがたらない」と言われ再三に亘る作曲を余儀なくされ「ノーダウト」が決定する。
月9主題歌をインディーズバンドが担当するというのは異例なことだったが、彼らはこの曲でメジャーデビューすることとなった。
この時のドキュメント動画はまだYoutubeで見ることができる。
2015年 ヤバイTシャツ屋さん
「そこまでヤバくない」
2012年に大阪芸術大学のサークルの仲間で結成、当時は男3人という構成だったがその後メンバーチェンジを経て今の3人に。
当時はももいろクローバーZのコピーバンドというスタイルだった。
2014年には自主制作でCDを作りながら大型ロックフェスに多数出演し、翌年に関西最大級の音楽コンテストでグランプリを獲得。
これがきっかけとなり2016年にメジャーデビューした。
キャッチーなメロディーで面白い曲タイトルと歌詞。
それにつきるかな(笑)
ベースのしばたありぼぼは道重さゆみの熱烈なファンで、道重依存と書かれたTシャツでPVに出ている。