宮川一朗太を救った松田優作の言葉

昭和の名優 松田優作。

「太陽にほえろ!」のジーパン刑事として人気を博し、「探偵物語」での彼の演技には今でも多くのファンが魅了される。

松田龍平・松田翔太の父親であり数多くの俳優の憧れの存在であった彼。

宮川一朗太もそんな松田優作の言葉に救われた一人で、彼を恩人として今でも尊敬してやまないという。

 

宮川一朗太は同級生が金八先生出演したのをキッカケに演技の道へと進みました。
やっとの思いでオーディションに合格し映画「家族ゲーム」でデビュー。

学生時代に培った演技力を遺憾なく発揮し、自分でも納得の行く演技ができました。

しかし、撮影された自分の演技を見て愕然。

よく出来た自分の演技を改めてみると、圧倒的に周りの役者よりも下手だったのです。

まさかこんなにも自分が下手だったなんて…と落ち込んでいると、松田優作が話しかけてくれたと言います。

「どうした?」と優しく話しかけてくれる松田優作に、宮川一朗太は素直に気持ちをぶつけました。

「出来たと思っていた演技があまりにも下手で……」

すると松田優作はこう言いました。

「天狗になるよりいいじゃねぇか」

それ以降、宮川はどんなにまわりが賞賛しても名誉ある賞をいただいても己惚れることなく
「こんなもんじゃない。まだまだやれるはずだ。」と自分を鼓舞し、自分に満足しない様に演技を勉強し続けることが出来たと言います。

もしも落ち込んだり悔しい思いをせずにそこで満足してしまったら、現在でも活躍できるような俳優にはならなかったかもしれないですね。

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