私はこれまで、学生時代からさまざまなバイトをしてきました。
社会人になってからも何回か転職しているので、まあまあの回数の面接をしてきました。
色んな作戦を考えては実行し、時には全く興味のない面接でも試したい作戦があって受けたりもしました。
当時の面接官の方、ゴメンナサイ(汗
そんなこんなで何回も面接をしていると失敗も多く時にはまあまあ怒られたりもしましたが、なんとなくコツというか「今後の面接でもとりあえずこれはやろう」と決めたことがいくつがありますので、紹介していこうかと思います。
もちろんバイト先・就職先によって需要は異なりますが、ほんの少しでもこれから面接をする方のヒントになればいいと思います。
結局は面接官の好み?
どうでしょうか。
一発目から身も蓋もないこの答え(笑)
でもこれって結構大きい要素だと思いました。
もしも自分と同じような人間がもう1人いてその人間と2人で面接した時、何が採用の決定打になると思いますか?
それは面接官の好みです!
より学歴の高い人を採用したい面接官。
自分と同じ趣味をもつ方を採用したい面接官。
顔面の好みとか。
でもその面接官がどういう好みかなんてお初にお目にかかるこちらには知ったこっちゃないことですよね(笑)
何が言いたいかっていうと、そりゃ面接官の趣味も見た目の好みも知らないけど、少なくとも印象の悪い人は採用しないってことです。
同じような学歴、同じような趣味、同じような志望動機の人間が2人いてどちらか一人を採用するとなった時に、着てる服の着方がだらしない方は採用しないし、ロッチ中岡みたいな髪形の人間よりナイツの土屋みたいな清潔感のある方が採用されるでしょう。
うつむいて話す人間よりも目を見て話すほうを採用するでしょう。
個性だからといって鼻ピアスそのままで面接を受ける人間より、そういう場ではキチンと外す人間を採用するでしょう。
そういう細かい部分が採用にかかわることだってあるということです。
最低限の身なりはキチンとしておいた方が良いですね。
笑顔は必須!
幼稚な答えと思う人もいるかもしれませんがこれはかなり大事な事です。
笑顔というのは自分にも相手にも安心感を与えます。
緊張はするだろうけど、ずーっと強張った表情をしていては自分を伝えることはできません。
無理矢理でも意識して笑顔を作ると自分の緊張をほぐしてくれます。
ずっと笑顔でいるよりは、真面目な表情の中にたまに笑顔を差し込む程度が良いでしょう。
面接官にも緊張と緩和が伝わって、勝手に「君の笑顔は癒される」などと思ってくれる時もあります(笑)
履歴書に釣り糸を垂らす。
私は今は面接官として何人かのアルバイトを面接する時もありますが、そもそもだらだら長々と書いてある履歴書は読むのが面倒です。
履歴書にかく志望動機は趣味などは短くていいです。
でもただ短くしてもつまらないので面接官が突っ込まざるを得ない書き方をするのが良いでしょう。
例えば登山が趣味とします。
趣味の蘭に「登山」と一言書くだけだと少し弱い。
面接官に登山家がいなかったらスルーされてもおかしくない。
かと言って
「登山です。先月も富士山に登りました。5合目までは車で行き、お昼過ぎに入山。夕方に山小屋について休憩し、翌日朝日を見るために体を休めました。しかし気づくと仲間の荷物が盗難にあってしまい登山できなくなってしまいました。諦めて翌朝下山しようと思ったのですが、朝早くに外国人の方が荷物を見つけてくれたので僕たちは先に進めすようになりました。そして…」
ってダラダラ書いてあったらもう読む気にならない!
長すぎる!!
「登山です。先月も富士山に登り、朝日を拝んできました」くらいでもまあいいけど…
「登山です。先月富士山に登りました。登山ではあまり無いアクシデントもあって諦めかけましたがなんとか朝日を拝むことができました」
これでどうでしょうか。
面接官はこのアクシデントが何なのかたぶん聞いてくると思うんですよ。
ちょっと例文が下手くそでしたが、こうやって履歴書内に面接官が聞きたそうなワードを散りばめておいて回答をあらかじめ用意しておけば、1つ自分の人間性をアピールできるエピソードトークが出来るんです。
最も重要なことはこれ!
面接も終盤になるとたいてい「最後になにか質問等はありますか?」と聞かれます。
ここが勝負どころです。
私が思う最も大事なことはこれ!
何でもいいので必ず質問しましょう!
質問することが全く思いつかない時は
「従業員は全部で何名いますか?」とか
「〇〇さん(面接官)が入社した当時と今で大きく変わったところは何ですか」とかでもいいんです。
でなけりゃ
「面接に来るとき入口で表彰状をみかけたのですが、あれは何の表彰状なんですか?」とか
「社員がみなさんとてもテキパキ動いているという印象をうけたのですが毎朝ラジオ体操か何かやってるんですか?」とか。
何にも思いつかなければ「この辺でお勧めの美味しいランチ食べれるところはありますか?」でもいいかな(笑)
この最後に質問をするという行為は、私の中では採用に大きく左右すると考えています。
ここだけは外せない。
すべてはこの為に!
なぜ作ったような笑顔を見せたり履歴書に細工したり無理矢理最後に質問したりするのか。
それは
すべて面接官に自分と言う人間の印象を残すため!
面接というのは企業が一定の応募期間を設けて候補者を募り、その中から必要な人材を採用します。
もちろん元々必要なスキルや経験を持ってる人が一番採用されるのですが、それ以外の人間性を重視する企業も少なくありません。
いくつも履歴書が送られてきたり何人も面接をしていると、何の印象も残らない人は採用されにくいのです。
誰を採用しようかという会議で印象のない人は話題にも上がりません。
むしろ金髪でダラシナイ服装で面接に来た人の方が話題に上がります。
ま、話題に上がるだけで、身なりがダメすぎて採用されませんけど(笑)
それなりの格好で面接に挑むというのは最低限のマナーなので、それはしっかりした方がいい。
でも全員がそれだと何の印象にも残らない。
だから表情豊かに時々笑顔を作ることによって自分の緊張をほぐし、相手に好印象を与えます。
履歴書に自分の語れるポイントを埋め込むことによって、相手に対してキチンと説明できる人間だという印象を与えます。
最後に質問をすることによって聞きたいことをちゃんと聞ける人間だという印象を与え、採用会議の時に「あー。あの変な質問してきた人ねww。」という、面接官みんなが思い出せるような印象を残します。
まずはマイナスじゃない印象に残る事。
社会人としてのマナーがあり、コミュニケーション能力があると思わせること。
必ずしもこれをやって採用されるというわけじゃないのですが、どんな企業でもこういう人間の方が雇いたいと思うのではないでしょうか。
おわりに
私は昔、自分を採用してくれた人に「どうして採用してくれたんですか?」と尋ねたことがあります。
答えはこうでした。
「いやー。最後まで迷ったんだけど、良いヤツそうだったからね(笑)」
最後の最後、人間性が決め手になることもあるんです。
私はコミュニケーションが苦手だったので、なんとか話せる人間だと思い込ませようと試行錯誤した結果がこれでした。
でもその人はこうも言いました。
「おまえ、人と話すの苦手だったろ?話すこと準備してたろ?」
その人にはバレてました。
でもそういう準備をしたり作戦を考えれる人間だから採用していただいたようです。
今、私が面接をする側になり多くの履歴書を見ます。
決定打に迷う時、私もかつて私を採用してくれた人の様に、いろんなことを考えれる柔軟な発想力を持つ人を採用しようと思っています。
それが面接官となった私の好みです。